mer
Published 20090311 03:21 in music | No Comments »
the novembers の新譜 paraphilia を iTMS の先行販売(リンクiTunes起動します)でDLしました。
ライヴで聴いた曲はもちろん、初聴きのものもふくめ、
こじんまりとしたとてもかわいらしいEP。
ずばりプリミティヴ。プリミティヴ。アダムとイヴです。
ちいさな自分たちの世界をやさしく愛しむ、ある意味ノベンバ史上もっとも閉塞的な作品とも思えたり。
外界を拒否して箱庭の中に戻ってゆくようにも取れるけど、まあそれはノベンバ全般通してそんな印象か(笑)
サウンド的には透明感と”白さ”が増しててとってもステキだ。
コーラスワークも素朴でかわゆい。
もっともっとギター重ねちゃってもいいのになあ。champagne supernova を超えてゆけ。
para は、音源でももちろんいいんだけど、ライヴのほうがもっといい。
the smiths & the cure 臭ムンムンの chil から、 para そして mer への流れが特にすばらしい。
あっとゆうまの30分強。
パラフィリアだなんて仰々しいアレな名前ついてるけど、
これは見事なアイロニーですね。
パラドキシカルに自分を表現しているとゆうか。
キミたちが狂ってるけど、キミたちから見たらぼくらのほうが異常なんだねってゆう。
なにはともあれ mer がすばらしい。
私が漠然と感じていて言語化できない思いとゆうか感覚とゆうか、
小林くんはしょっぱな4行でそれをみごとに表わしてしまった。
きみが吐き出したものを ぼくが食べる
どうしてそれがわからないんだろう
きみのその肌の中で起こるすべての出来事は
なんて美しいんだろう
触らせてよ 泡みたいに 流さないでよ
冬の遊園地の中で若いふたりは
ゴーカートをぶつけあってたね
冬の観覧車の中で若いふたりは
年を取る場所を探してたけど
ほんとはそんなものありはしない
ああぼくらの体は剥がれそうになるのかな
ぼくらは裸でいたいから ここに隠れていよう
あたたかいお風呂の中でオーロラをながめて
冷たいきみの背中にキスをしたり
きみが吐き出したものをぼくは食べたい
どうしてぼくは届かないんだろう
届かない
?
届かない
ああぼくらの体は剥がれそうになるのかな
ぼくらは裸でいたいから ここに隠れていよう
血の色がわからない
無菌室を抜け出したら
ああぼくらははぐれてしまいそうになるのかな
このまま裸でいたいから ここに隠れていよう
もしも目が覚めたら おはよう これからどこいこうかな
雨なら傘を差して
ふたりは濡れないように 歩いてゆく
これからどこへいこうか
※私のリスニングなので公式歌詞とはちがうかも。
CD買ってブックレットで確認してくだちい。
ふたりの隠れ家が、ジャケットに描かれたおうちなのね。
ア_-オの「ぼくとあなたが違う人間だってさ」もそうだけど、
恋人だろうが血がつながった人間だろうが、
どうあがいてもどれだけ愛してもひとつになることはできないってゆうか
一晩中胸に耳をあてて心臓の音を聞いていても
寝顔を穴の開くほど眺めていても
その中でなにが起こってるのか、どうやったって見えないわからない。
たとえそれが負の感情であれ、嫌悪であれすべてが美しく愛おしく、
なんで自分はそこに到達できないんだろうかってゆうか
永遠に分かり合えない、ってことを分かり合ってお互いを尊重したいのはもちろんなんだけど、
好きな人がなにを見てなにを感じてどう思うのかとか
たとえば同じ空間にいて、ぽかぽかしてて、うえに羽織ってたジャケット脱いだりしてるの見るとさ
「あー今生理的に暑いと感じたんだ!かわいい!」
ってなるじゃん!なにこの例え下手!
大切な人が息をするたびに、胸がちいさく上下することがどれほど美しく愛しいか!
もうだめだ、表現できない、小林くんたっけてー。
とてもとてももろくて美しいこの感性に誇りを持って、
そして守っていってほしい。
しあわせな涙が出る。すばらしい。
new order - regret
“look at me, im not you”


